Substack トラフィックの参照元別内訳の見かた
各指標・流入元の意味と活用ヒント
Substackのダッシュボードに統計というメニューがあります。その中に、「トラフィックの参照元別内訳」(あなたのSubstackを閲覧した人々がどこから来たか(メールを含む))という項目があり、様々な参照元からノートや記事が見られていることが分かります。
以下は私の例、多くの項目が並んでいます。
しかし、参照元を見ても何を表しているのか分かりにくく、はっきりと実態がつかめません。以下が参照元の違いについて調べた結果です。
1. 各列(指標)の意味
Substackのトラフィックレポートには、以下の6つの列が表示されます。
トップソース
読者がどこからあなたのページにたどり着いたかを示す「流入元」です。URLの直打ち、アプリ、メール、検索エンジン、外部サイトなど、さまざまな経路が表示されます。
カテゴリー
流入元をグループ分けした種別です。Direct(直接)・Substack(Substack内)・Email(メール)・News(ニュースサイト)・Search(検索)などがあります。
閲覧数
そのソース経由でのページビュー数です。同じユーザーが複数ページを見た場合もカウントされます。
ユーザー
そのソース経由で訪問したユニークユーザー(重複なし)の数です。実際に何人が来たかを示します。
無料登録者
そのソース経由でサイトを訪れた後、新たに無料登録した人数です。新規読者獲得の効果を測る指標です。
有料登録者
そのソース経由で有料プランに登録した人数です。収益化チャネルの評価に使います。
2. 主要ソース(流入元)の解説
direct(直接流入)
カテゴリー:Direct
URLをブラウザのアドレスバーに直接入力した場合、またはブックマークから訪問した場合の流入です。直接流入が多い場合は、すでにあなたのニュースレターを知っているリピーター読者が定着していることを示します。ファン層の厚さを示す好ましい指標です。
substack app(Substackアプリ)
カテゴリー:Substack
SubstackのモバイルアプリまたはWebアプリ経由の流入です。アプリ利用者はエンゲージメントが高い傾向があり、Substackのエコシステム内でアクティブに読まれていることを意味します。継続的に注視すべき重要チャネルです。
direct to app(アプリへの直接遷移)
カテゴリー:Direct
Substackアプリへの直接遷移を指します。direct(ブラウザ)とほぼ同様の性質ですが、モバイルアプリを使ったリピーター読者のアクセスです。無料登録者が発生することもあり、新規獲得にも貢献するチャネルです。
email opens(メール開封からのクリック)
カテゴリー:Email
配信メールを開封し、本文中のリンクをクリックして訪問した読者です。既存の登録読者がメールからコンテンツを読んでいる様子を示します。メールの開封率やクリック率を高める施策(件名の改善・送信タイミングの最適化など)が数値向上に有効です。
ntp.msn.com(MicrosoftのEdgeニュースフィード)
カテゴリー:News
MicrosoftのEdgeブラウザ新規タブページ(NTP: New Tab Page)に表示されるMSNニュースフィード経由の流入です。あなたの記事がMicrosoftのニュースアグリゲーターに取り上げられた際に発生します。SEOやニュース配信との連携が功を奏しているケースに見られます。
3. Substack内部ソースの解説
Substack内の各機能からの流入は、まだあなたのニュースレターを知らない新規読者である可能性が高く、新規獲得チャネルとして特に注目すべき流入元です。
substack.com(Substackウェブサイト全般)
Substackのウェブサイト全般から流入したユーザーです。読者があなたの記事を直接 substack.com のURLで開いた場合や、Substackのトップページ・検索機能から訪問した場合が該当します。閲覧数が「n/a」でもユーザー数が計上される場合は、記事本文は読まずにプロフィールや登録ページだけを確認した可能性があります。
substack leaderboards(人気ニュースレターランキング)
Substackが運営する「人気ニュースレターランキング」ページからの流入です。カテゴリーやジャンル別にニュースレターを発見できる機能で、まだあなたを知らない新規読者がここからたどり着くチャネルです。ランキング上位を目指すには、品質の高い記事の継続投稿が有効です。
substack onboarding(新規ユーザー向けおすすめ表示)
新しくSubstackに登録したユーザーが、初期設定中に「おすすめのニュースレター」を選ぶ画面からの流入です。Substackがあなたのニュースレターを新規ユーザーに自動でおすすめした結果です。ニッチなテーマを明確にしたプロフィール設定が、より多くのおすすめ表示につながります。
substack notes(Notes機能からの流入)
SubstackのNotes機能からの流入です。あなた自身がNotesに投稿した場合や、他のユーザーがあなたの記事をNotesでシェア・紹介した場合に発生します。Substack内部ソースの中では比較的大きな流入が見込めるチャネルであり、積極的に活用する価値があります。
4. 流入元ごとの活用ヒント
リピーター流入(direct・app系)が多い場合
既存読者の定着度が高い証拠です。コミュニティ感を高めるコンテンツや読者参加型の企画が、さらなるエンゲージメント向上に有効です。
メール流入を増やしたい場合
件名のA/Bテストや送信タイミングの最適化を試みましょう。読者が思わずクリックしたくなる件名の工夫が、閲覧数・ユーザー数の向上に直結します。
新規読者獲得を強化したい場合
Notesへの投稿頻度を上げ、他クリエイターとの交流を増やすことが効果的です。また、leaderboardsでの露出を高めるためには、特定テーマへの専門性・一貫性が重要です。
検索流入を増やしたい場合
google.comからの流入が少ない場合は、記事タイトルへのキーワード最適化や定期的な投稿によるSEO強化を検討しましょう。長期的な新規読者の流入増加につながります。
有料転換を目指す場合
無料登録者をどのように有料化するかは、コンテンツ戦略の核心です。限定コンテンツの設計や、有料会員限定の特典(Q&A・アーカイブ・先行配信など)を検討しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。外部からの流入とあわせて、Substackのエコシステムを活用した内部からの流入も期待できることが新たな気づきでした。それを自分でコントロールすることは容易ではありませんが、文中にあるヒントを参考にトライアンドエラーを繰り返しながら、多くの方に読んでいただけるコンテンツを積み上げていきたいと思います。
ぜひ手元に置いてお使いいただけるとうれしいです。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。




